赤ちゃんの成長は喜ばしいものですが、
早すぎるつかまり立ちにはいくつかのリスクがあります。
今回は、早すぎるつかまり立ちのリスクと対策についてお話しします。

専門家ライター
もも|赤ちゃんの発達を学ぶ「baby科学」インストラクター。看護師であり、一児の母。
赤ちゃんの成長と発達に寄り添いながら、専門的な知識と経験をもとに、ママやパパをサポートしています。子育てについて本質的なアドバイスを提供し、赤ちゃんが健やかに育つための情報をお届けします。
【リスク】
- ハイハイしなくなる
つかまり立ちが早すぎると、ハイハイを十分に行わずに立つことに移行してしまうことがあります。ハイハイは赤ちゃんの体幹やバランス感覚を育てる重要なステップです。 - かかとや足指が変形する可能性
早くつかまり立ちを始めると、足の筋肉や骨が十分に発達していないため、
かかとや足指に過度の負担がかかり、外反偏平足などのリスクがあります。 - 割り座になりやすい
つかまり立ちを早く始めると、安定感を得るために割り座(W座り)をすることが多くなります。
これにより、股関節や膝に負担がかかることがあります。割り座は腹筋を使わずに座れるため、割り座ばかりになるのは避けたいです。

対策
- 広い場所で遊ばせる
赤ちゃんが自由に動き回れる広い場所で遊ぶことで、
自然にハイハイやズリバイを促すことができます。 - ズリバイやハイハイをたくさんさせる
床での遊びをたくさん取り入れ、ハイハイやズリバイを積極的にさせることで、
つかまり立ちに移行する前に必要な筋力を養います。 - 夢中になれる床遊びを見つける
赤ちゃんが夢中になれるおもちゃや遊びを提供し、床での活動を増やしましょう。
這って移動する楽しさを感じさせることで、自然にハイハイの時間が増えます。
最後に
早すぎるつかまり立ちを避け、赤ちゃんの健やかな発達を見守るために、
これらの対策を取り入れてみましょう。
自然な発達をサポートし、赤ちゃんの成長を見守ることが大切です。
