こんにちは、歯科衛生士の手塚です!
毎日パパさんママさんお疲れ様です☻
日々診療している中で歯が痛いと訴えているお子さまや、
泣きながら麻酔をして治療を受けているお子さまを見ると、いつも胸が痛くなります。
親御様はもっと心苦しいと思います。
皆様の大切なお子さまが生涯、カリエスフリー(むし歯0)でいられるような、そしてお子様が大人になった時に歯で苦労しないための情報をお伝えできたらいいなと思いコラムを書き始めました🙂↕️✒️
最後まで読んで頂けると嬉しいです!
(28年間むし歯になったことがないのが私の自慢です♡)

専門家ライター
ALBA歯科&矯正歯科 歯科衛生士 手塚さやか
歯磨きも大事だけどむし歯予防は糖の摂取とフッ素が鍵
むし歯は毎日の生活習慣によって発症や進行することがあり、
生活習慣病ともいわれています。
ふだんの生活習慣を改善すれば、
ある程度のむし歯は予防することができます。
そこで今回はどうしたらむし歯になるのか、
糖の摂取についてご紹介します🦷🪥

そもそも糖とは
むし歯になりやすい糖としてあげられるのは、
ショ糖(スクロース)、果糖(フルクトース)、異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)で、
ジュースや缶コーヒーなどの飲料や多くの食品に含まれています。
糖分をエサとする虫歯菌が活性化して酸を出し、
歯を表面から溶かしていくのがむし歯の原理です。
また、糖分を含まなければいいと思うかもしれませんが、
お水やお茶以外の飲み物、野菜や果物、調味料などの多くの物に、
糖分や酸性物質が含まれていて、酸性の食品はダイレクトに歯を溶かします。
砂糖の量よりも頻度、タイミングが大切
お砂糖たっぷりの甘いケーキをたくさん食べたからむし歯になるというわけではなく、
食べ方や食べるタイミングが重要です。
・甘いものは食間より食事中、食事後が好ましい
・粘着性は停滞しやすい(キャラメル、ハイチューなど)
・頻度を減らす(だらだら食べるのではなく時間を決める)
・寝る直前はリスクが高いので避ける

一生のむし歯リスクは3歳までに決まるって本当??
乳歯の萌出期でもある生後19~31ヶ月頃の期間を「感染の窓」といいます。
乳歯の虫歯への感染が起こりやすい時期とされています。
口の中のむし歯菌や、それ以外の常在菌のバランスは3歳までに決まります。
できることなら3歳まではショ糖やジュース制限(お水かお茶)をしてあげる事が好ましいです
甘い、美味しいものを知ってしまったお子さまに対して
制限することは難しいので早くに習慣させない方が好ましいです。
この時期頑張ることで今後の人生にも影響してくるということを知って頂きたいです。
余談にはなりますが、私の甥っ子姪っ子は3歳までチョコレートを食べない
というルールを家族で決めているようで、先日、もう少しで3歳になるから
プリンセスのチョコケーキを食べれるようになるよと報告してくれました♡
誕生日を迎えることを楽しみにしている姪っ子が愛おしく感じました♡
厳しい制限というより、3歳になったら食べれるようになるという
一つの目標みたいに捉えているのがすごいなと感じました!

■0カロリー、シュガーレス、ノンシュガー、糖類ゼロ、無糖はむし歯のリスクが下がるわけではない
→糖類が「完全にゼロ」ではない場合がある
→ なぜなら100gの食品、飲料に含まれる糖類が0.5g未満のものには上記の表記ができる
■果汁100%ジュースは生後12ヶ月未満は避けよう
果汁100%ジュースを早い段階であげると、甘さに慣れて母乳やミルクを飲まなくなることがあります。
またアレルギー症状を起こすこともあります。
とは言え
わかっていても、お友達のお子さまはジュースを飲んでるのに
うちの子だけ与えないなんてかわいそうと私も思ってしまうタイプなので、
ジュースを飲む場合は氷をいっぱい入れてみるのもおすすめです。
またおやつを与える際は、だらだら食べたり飲んだりさせず、
時間を決めて与えるようにしましょう。
おやつの組み合わせでショ糖が多いなら一緒にお茶や牛乳を飲むのもおすすめです😌
■アメリカでは2歳以下の子どもの場合は糖を一切摂取しないことを推奨しているんだとか。
■予防歯科先進国のスウェーデンでは歯を守るため、虫歯を防ぐために1週間に一回、
土曜日の「お菓子の日」にだけお菓子を食べる習慣があるそうです。
そういえば私も幼い頃、習い事の階級があがったら
ご褒美で甘〜い炭酸飲料を買ってもらっていました😌笑
最後に
ここまで食生活についてまとめてきましたが、
実際のところ日々の生活の中で今の時代できることには限りがあると思います。
いかに苦労せずにカリエスフリーを作っていけるかを考えた時に1番の味方はフッ素だと思います!
なので次回はフッ素についてまとめていきたいと思います😊
最後まで読んでいただきありがとうございます🤍
ALBA歯科&矯正歯科
グループ全体で50名を超える歯科衛生士の中で、患者様満足度No. 1を達成し有名経営者や芸能人などの著名人を担当。又、エンゲージメントマネージャーとして患者様だけでなくスタッフのマネージメントも行なっている。